はぐれDJ道

2015年04月23日

第25回「DJ イオインタビュー」

イッツ・パーティ・タイム。DJイオだ。
私は近く4月26日に「GREATEST HITS -JPOP REMIXES- / DJイオ」というアルバムを発売する。
全曲JPOPのリミックスで揃えたアルバムである。
それに伴い同じレーベル「LBT」に所属する鼓膜シュレッダーツージーにインタビューを行ってもらった。
身内ながらのリラックスした雰囲気とツージーの変化球なインタビューを味わって頂ければと思う。





全曲ダイジェスト試聴





DJイオって何?

ツージー:
イオってなんですか?


イオ:
え!イオってなんですか?


ツージー:
イオって名前はなんなんですかね。


イオ:
そうだね、好きな本のキャラクターから拝借したんたけど、その好きな本がマイナーだから誰も知らなくて、だから自己紹介する時は、「あいうえおのイオです」って言ってる。


ツージー:
そのキャラはどこがよかったんですか?


イオ:
もう20年近く前だから覚えてないけど、キャラの名前が覚えやすかったのと、単に響きがいいかなって思って…(笑)。


ツージー:
ふーん。イオさんって、メインはDJをやる人ですか、それともトラックメイカーなんですか。


イオ:
自分の中では一応DJがメインだと思ってて、トラックメイクはその自分がDJで使う為に作るみたいな感じでやってます。


ツージー:
なるほど。DJは、家でやろうと思ったんですか?


イオ:
いえ、やっぱりクラブでやってみたくて、その練習の為に家で揃えたって感じかな。最初はショボい機材でした。


ツージー:
その、音楽を始めたきっかけってなんですか?


イオ:
なんだろな、俺は楽器が何にもできないんですよ。それでクラブに始めて遊びに行って、DJを見て、音がすごく好きだし、楽器ができない人でもDJならできるんじゃないかと。それでやってみっぺって思って。


ツージー:
楽器とかできないのに、ミュージシャンになろうって思った所がすごいっすね(笑)。


イオ:
やや(笑)、ミュージシャンになろうと思った訳じゃなくて、趣味でやってみようかなって思った感じだったの。それが今では15年以上長続きしてるみたいな。





DJイオの趣味

ツージー:
そうですか。ほかに長続きしてるものってなんですか?


イオ:
いや、本、漫画を読むとかゲームをやるぐらいしか…


ツージー:
寝るとか、飯を食うとか…そんぐらいですか。


イオ:
うん…寝るとか、飯は食ってます。


ツージー:
じゃあいいのに出会ったんですね。


イオ:
そうだね。運が良かったかも。それで友達もたくさんできたし。


ツージー:
ふーん。


イオ:
いい趣味ですよ。


ツージー:
じゃあ、音楽始めたじゃないですか。その時インスパイアされたアーティストっていうのはいたんですか?


イオ:
やっぱり…ファットボーイ・スリムかな。


ツージー:
いきなりですか。


イオ:
そうだね。ビッグビートっていうジャンルが流行った時があって、その時にファットボーイ・スリムがガツンと来て、このファンキーさは間違いねぇって思って。


ツージー:
でも、B'zとかも好きじゃないですか。


イオ:
(少し吹き出す)B'zに関しては、中学の時田舎(茨城県北部)に住んでたから、情報が無さ過ぎて、周りの人が聴いてるから俺も聴いてみようかって思って。あとは…TRFとか。だから、大学に入るまでは、ほぼJPOPしか知らなかった感じなんだ。


ツージー:
じゃあ、DJを始めてからファットボーイ・スリムに出会ったんですね。


イオ:
そうだね。後は例えばアンダーワールドとかケミカルブラザーズとか。有名な人に出会いました。電気は高校の時に聴いてたけど。


ツージー:
あー…それで、今になったわけですか。


イオ:
そうですね(笑)。かなり飛んだけど、それで今に至るみたいな。


ツージー:
好きなジャンルはなんですか?やっぱり今言ったビッグ・ビートですか?


イオ:
ビッグビートはもちろん大好きだけど、今は全然日本では流行ってないから、少しかけづらいってのと、やっぱり音が古いってのもあって…一言で言うと難しいな。レイヴっぽいの、ディスコっぽいの、ワープハウスやナードコア、ハードコア、全部好きだけど、でも全部まとめて一言で人に説明する時は、ハウスのDJですって言ってる。


ツージー:
あー…


イオ:
幅広い定義だと一番ハウスが好きで、今回のアルバムも、ハウスっぽいのを中心に仕上げたから、うん。
例えばハウスって色んな音楽と繋がれる面が一番大きいと思ってて、テクノやヒップホップもビッグビートともリンクできるし、そういう幅の広さが好きかな、一番。


ツージー:
それ、俺も一緒ですね。


イオ:
ツージー、本当?(笑)なんか嘘くさいんだけど!


ツージー:
なんでも良さそうじゃないですかあれって。


イオ:
そ、そうだね。フォーマットとしても扱い易いし。


ツージー:
そうっすね。DJもなんか簡単っぽい気がするんですけど。わかんないですけど。


イオ:
う、うん…まぁロングミックスとかは結構ムズいけど、そこら辺は練習で…なんとか。


ツージー:
じゃ、DJでビッグ・ビートをかけられないっていうのは、そのフロアの様子を見てみたいな感じなんですか。


イオ:
一応、お客さんの層とかは見て、例えばこういうパーティだから、こういうのを多めにした方がいいかなとか、そういうのはすごい考えるかもしれない。お客さんに合わせすぎるのも良くないんだけど。


ツージー:
まぁそれで空気を読んで、盛り上がってくれた方が嬉しいって事ですか。


イオ:
そうだね。だからそれで、ビッグビート専門のDJや、○○専門のDJみたいな風の言い方は、俺はしてないですね。





「GREATEST HITS -JPOP REMIXES-」に込めた思い

ツージー:
じゃあ、これから、今作についてですけど。今回の「GREATEST HITS」に込めた思いは何かあるんですか。


イオ:
今回「GREATEST HITS -JPOP REMIXES-」ってタイトルなんだけど、やっぱ自分のベースが何かって考えたら、JPOPだったのね。で、好きなJPOPを好きなようにリミックスして、それで一枚作っちゃおうって思って。今まで作りためてたのもあるし。だからJPOPを自分のDJで使えるようにしてしまえってのが一番のコンセプトだったかもしんないです。


ツージー:
昔、気に入った曲をカセットテープに入れて、自分ベストみたいのを作った奴のDJバージョンみたいな感じですか。


イオ:
あー、そう言われるとそれはすごく近いかもしれない。そんな感じかも。


ツージー:
タイトルの、「GREATEST HITS」ってどんな意味なんですか。


イオ:
それは、半ばちょっとシャレみたいな感じで、元々の原曲が、「Timi○g」とか「Onl○ You」なんかが結構ヒットした曲だったのね。だからそこらへんの意味の「GREATEST HITS」であって、自分の今までの最高の曲を集めたトラック集ではないよって感じ。ちょっとうまく言えないけど。


ツージー:
(笑)


イオ:
あと、本で、高橋源一郎って人が書いた「ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ」てのがあって、それが宮沢賢治の文章を勝手にリミックスしたみたいな本ですごく面白かったので、それのオマージュというか、パロディみたいなのもありますね。タイトルそのままだけど。


ツージー:
いいっすね。うーん。


イオ:
だから、「GREATEST HITS」ってタイトルにしました。


ツージー:
今回のやつを聴くと、いつもですけど、やっぱJPOP…だれかの曲でリミックスな訳じゃないですか。


イオ:
そうだね、今回は特にそれが激しいというか。意図的にそれしか入れないようにしたんで。


ツージー:
それで、例えば捕まるのは怖くないんですか?


イオ:
捕まるのは怖いです(笑)。著作権違反してる訳だから。でも昔からずーっとそれで作り続けて、サンプリングていう手法が自分の中で一番馴染んでしまっているので、これはもうどうしようもないというか。それでしか中々作れない。


ツージー:
なるほど。もうサンプリングといえばイオさんみたいな感じですからね。


イオ:
そこまで行ってるかわかんないけど、ダンスミュージックもそこ(サンプリング)が大好きで面白いなって思ったりしたんで。人の曲のパーツをかっぱらって自分の曲にしちゃうみたいな。


ツージー:
まぁでも一番盛り上がりますよね、DJで。


イオ:
そうだね、ネタモノは結構皆知ってるし、盛り上がる。だからやっぱり、好きですサンプリング。


ツージー:
じゃあ、そのリミックスしたくなる曲は、どういう理由でリミックスしたくなるんですか?


イオ:
うーん結構難しいな。ただ単に、自分が好きっていう理由が大きいかも。


ツージー:
いい曲ってのはどういう所で判断するんですか?俺の知ってるイオさんだと、グルーヴがあるものに格好いいって言う気がするんですけど。JPOPってそんなにないじゃないですか。


イオ:
確かに少ないっちゃ少ないのかもしれない。その人や曲によるけど。


ツージー:
例えばスワ○ウテイルの「あい○うた」ってあるじゃないですか。あれとか凄いゆっくりなのに、なんで、なんでなんですか。


イオ:
あれは、丁度ゆっくりな曲だったので、倍速にしたらUKハードコアぐらいのリズムにハマるかなって思ったら丁度うまく行ったので、ああいうリミックスになりました。あと原曲も好きだったからネタにしたくて。


ツージー:
歌詞が好きとかじゃなくて、曲が好きなんですか。


イオ:
歌詞も好きだけど、歌詞はあんまり聞かない事が多くて、音の一つとして捉えて、曲全体で聴く事が多いかも。
もちろん歌詞も気にする曲は気にするけど。恋愛の歌とか。スワロウテイルはとにかく曲の雰囲気がすごく好きだった。


ツージー:
なるほど。じゃあ、JPOPで好きなアーティストっていうのは誰なんですか。


イオ:
なかなか難しいですね。やっぱ今回多く入れたB'○が好きかも。


ツージー:
どのへんがいいすか。


イオ:
やっぱ昔ずっと聴いてたっていう思い入れもあり、あと、一時期クラブ方面ではB'zみたいなメジャーで売れてる邦楽アーティストはダサいみたいなノリがあったのね。洋楽しか許されないみたいな。でも今はそういう垣根が減って、自然にかけたり作れたりするようになってきたんですよ。前作ったB'zコンピもすごく好評だったから。B'zを欲したり好きな人はダンスミュージック好きでも沢山いるんだなぁって思って。B'zも最初はガチガチのロックじゃなくて、打ち込みも混ぜたミクスチャーみたいな感じだからそこが好きだった。


ツージー:
でもB'zって、ロックじゃないですか。ギターもバンバン入ったり。でB'zが好きなのに、ロックをやりたいとはならなかったんですか。


イオ:
バンドは、組むような音楽友達が中学高校で一切いなかったので、んで大学になって楽器が一切できないのに軽音とか入ってもしょうがないし、DJだったら一人でB'zもかけられたりトラックメイクも一人でできるから。一人で完結できるってのが大きかったかも。





大学で入った部活

ツージー:
大学行って、何に入ったんですか結局。


イオ:
最初はテクノ研に入って、後はどうしても女の子と知り合いたかったからチャラいテニスサークルに入って、
あと漫画が好きだったから漫研に入りました。


ツージー:
全然関係ないですね、全部(笑)


イオ:
そうだね(笑)。でもテクノ研に入ったら、「テクノ聴いてる俺かっこいい」みたいな人達がすごく多くて、で俺は初心者だったからそういうのが嫌で、早めにやめちゃって、テクノサークルは上下関係が厳しかったのでフェードアウトして、最終的に漫画研究会は会長まで登り詰めました(笑)


ツージー:
それは初耳です(笑)。いいっすね、それ。


イオ:
音楽とは一切関係なかったけどね(笑)


ツージー:
じゃあ続いてなんですけど、イオさんの音楽の武器ってなんですか。


イオ:
武器!武器…そんな事初めて聞かれたな…


ツージー:
イオさんの売り出し文句というかキャッチコピーというか、イオさんが自分でこれは自信があるというような事ってなんでしょう。


イオ:
今回の宣伝文句で使ったのが、LBTのサンプリングキングって勝手に書いちゃったけど、サンプリングかな…やっぱり。


ツージー:
確かに、チョイスが素晴らしいと思います。


イオ:
ありがとう。後は、一応自分で曲作れるから、曲作れないDJもいるし多いっちゃ多いじゃないですか。これからは自分で作るがスタンダードになっていくと思うけど…。でも自分で曲作れるのはある程度武器になると思うから、そこらへんはこれからちゃんとやっていきたいっすね。


ツージー:
イオさんの中での、理想のDJ像ってなんですか。


イオ:
やっぱり人を楽しくさせるDJっていうのが、理想です。ノーマンクックみたいに、下手でもいいから(失礼)笑顔にさせてくれる人が。


ツージー:
そういう概念があるんですね。


イオ:
そういう概念があります。


ツージー:
じゃあちょっと質問を変えて、イオさんってLBTに入ってるじゃないですか、そのLBTの中での役割ってなんですか。


イオ:
(少し考えて)webの更新担当(笑)?…音楽面で言うと、例えばイオさん、何かいい音ネタないっすかとか。具体的に挙げると、ファンキーフィーバーって、ファンクのとある曲が音ネタになってるのね。だからそういうのを提供する知識とか、そういうのが一番の武器になるのかな…









ツージー:
発掘マニアですもんね、結構。


イオ:
そうだね。サンクラ見まくってるし。音は掘るの好きだから、とにかくサンプリングしたい。


ツージー:
では、これからどうなって行きたいですか。


イオ:
これからはサンプリングする曲も変わらず作り続けるけど、オリジナルの曲も作って行きたいなって構想があります。で、自分は音感がそんなに優れてるわけじゃないので…音痴だし。で、ちょっと他の人をフィーチャリングしたり共同作業したりして、それで作って行けたら楽しいなって思います。





どんどんずれていく質問

ツージー:
じゃあ、今までのDJでの失態を教えて下さい。


イオ:
失態!?(暫く黙る)俺の前のDJの人が、Serato(セラート)を使ってて、自分は針を変えないといけなかったんですよ。
でも前の人が針をつけっぱなしで出て行って、そうすると音が止まっちゃうじゃないですか。だからMCで「皆さんこんばんは〜!とか言いながら内心焦って針を付け替えたという。


ツージー:
それは、前の人が悪いですね。


イオ:
…よく考えるとそうだね。でも、かかってる方の針を上げちゃったり、CUEボオタンを押しちゃったりとか、ごくたまにあるよ。


ツージー:
それはみんなありそうですね。では次はずれますけど…音楽以外の趣味はなんでしょうか?


イオ:
ポケモン?


ツージー:
あーポケモン。よく言ってますよね。


イオ:
今まではノコッチって言うポケモンが好きで推しだったんだけど、あまりにも進化しないし弱いから、最近はノコッチよりヌメラというポケモンに推しを変更しようかなと〜(以下、トーンが高くなり早口でのポケモンの話が続くので端折ります)


ツージー:
では、ポケモンのいい所を一言で言って下さい。


イオ:
夢。


ツージー:
は、はい。


イオ:
こういう生き物がいたらいいなっていう世界観があって、そういうのがあったらいいじゃないですか。


ツージー:
では、次の質問で好きなタイプって女の子でどういうタイプですか?


イオ:
外見で言うと、ショートカットです。内田有紀や、能年玲奈みたいな。


ツージー:
それだったらなんでもいいっていうぐらい好きですよね。


イオ:
うーんでも広末や剛力彩芽は特に好きじゃなかったんだよな。なんでだろう。例えば、カルピスウォーターのCMに出てくるような人が好きです。海が似合って爽やかな感じの。









ツージー:
クラスでいったら、マドンナ的に一番目じゃなくて、三番目ぐらいに可愛いような。


イオ:
あーそう、そうかも。


ツージー:
いいっすよね。一緒に自転車とか乗りたいっすね。


イオ:
乗りたい。でも実際に好きになった人って、殆どショートカットじゃないんだよな、何故か。


ツージー:
悲しいっすね。


イオ:
悲しい。そういう人達にはショートカットにして欲しいです。


ツージー:
今度、海とか行きますか。


イオ:
行こうよ。ナンパとかしようよ。


ツージー:
…そうっすか。


イオ:
…そうっす…。


ツージー:
じゃあ、今まででいつが一番楽しかったですか。人生の中で。小学校中学校とか。


イオ:
いきなり!難しいなー…。小学校も楽しかったけど…クラブに行ったりDJを始めた二十歳前後が一番楽しかったかも。色んな文化を知ることができて嬉しいし、クラブミュージックに会えて踊る楽しさみたいのを知りました。
小さい頃盆踊りは好きでよく踊ってたけどそれとはちょっと違った。それ繋がりで色々楽しい人達とも知り合えたし。今は今で楽しいよ。


ツージー:
そうですか。じゃあ、宝くじが当たったらどうします?


イオ:
え!宝くじ?欲しい機材を買って、後は基本貯金します。


ツージー:
貯金してどうするんすか!?


イオ:
あ、今田舎(茨城県北部)に住んでるんで、クラブや居酒屋が多い東京に行く資金にしますね。


ツージー:
なるほど。何億もかかんないと思いますけど。


イオ:
後はのんびり暮らします。





CDの話に戻って

ツージー:
あ、CDの事全然話してないですね。
これはやっぱあれですか、自分でかける用に作ったとさっき言ってたじゃないですか。
やっぱり、かけてもらうと嬉しいですか。 


イオ:
それはやっぱりほかの人にもかけてもらえるとすごく嬉しい。自分だけの自己満足じゃなくて、他のDJにも認めてもらえたって事だから。ガンガンかけて欲しいっす。


ツージー:
そういえば、イオさんのリミックスする曲のチョイスって、大体古いじゃないですか。そんなに新しくはないっていう。


イオ:
あー、そうだね。言われるとそうかも。別に新しい曲でもなんでもいいんだけど、「remix」っていうフォルダが自分のPCにあって、その中でバーっと選んでやってったら。結果として今回は90年代の曲が多くなっちゃった感じ。意図してやったわけではないんです。


ツージー:
まぁそのぐらいの時期がJPOPで一番良かったかもしれないですね。


イオ:
そうだね、さよならポニーテールの「空も飛べるはず」も最近の曲だけど、スピッツの90年代のカバーだしね。


ツージー:
今回のアルバムは大きく分けると曲が2種類にパキッと別れますね。


イオ:
BPM的にもハウスとハードコア方面に綺麗に別れるね。ハウスを中心にやったんだけど、いきなりハードコアも混ざってたりして普通の人は違和感を感じるかもしれない。でも自分は昔SUPER SAVERっていうハードコアのユニットもやってたし、自分の中では全部混じってる感じで。俺のDJよく聴いてくれる人はわかると思うけど、どっちも1セットの中ででかけたりするんで、自分の中ではそこまで違和感ないんだよね。


ツージー:
ビッグビート感は今回あまりないですね。


イオ:
ビッグビートは最近自分でも中々かけないので、そこは意図的に4つ打ち多めにしました。曲のブリッジの部分ではブレイクビーツが入ったりするけど、自分のDJがドラムン以外だとただ単に4つ打ちが多いので。ビッグビート的なので面白い、新しい音が作れるって思いついたら、今度やるかもしれません。


ツージー:
また、何周かしてビッグビートが来るかもしれないですしね。あと今回はクラブじゃなくても、車の中とか電車でも聴けますね。


イオ:
DJ用に前奏やアウトロ部分は長いですが、ほかはポップなので楽しく聴けるかなと思います。俺選曲のカセットテープを聴いてると思って、是非お手元に1枚!


ツージー:
今回はM3で先行発売という事ですが、そのあとはどこかで買えるんですか?


イオ:
手前味噌だけどLBTオンラインショップで販売すると思います。委託等は著作権の問題でちょっと怖いので、するかどうかわかりません…!


ツージー:
わかりました。今回はありがとうございます。


イオ:
こちらこそありがとう!!





このインタビュー後、ツージーは、「何か文字だけみると俺があまりやる気ないような感じして感じ悪いかな。」と言っていたが皆さんはどう感じただろうか。
私はツージーから次々と繰り出される質問に戸惑いながらもインタビューを無事終了し、終わった後一曲一曲の詳細や音楽制作環境について語るのを忘れていた事に気づいた。次回はその反省を活かし、人にインタビューしたりする際に気をつけようと強く思った。ビート・ゴーズ・オン。


「GREARTEST HITS -JPOP REMIXES-」特設サイト



posted by DJイオ at 08:25| 第1回〜第25回