始めようSoundCloud
イッツ・パーティ・タイム。DJイオだ。過去に度々書いてきたSoundCloud(以下サンクラ)だが最近ユーザーも増え、リスナー、DJ、トラックメーカーの方も使う機会が増えてきたように思う。
そのうち日本語がリリースされると思うのだが未だ英語版しか無く、いささか使いづらいのも事実だ。
日本語で使い方を詳しく書いたサイトもあまりないので今回はサンクラの使い方についてガイドしていきたい。
ちなみにtwitterなどでは「音雲」と呼ばれている事もある。
サンクラがどういうものかは今回省略するので過去記事を見るか、ググって頂きたい。
登録SoundCloud
曲を検索したりダウンロードする場合にはアカウントが無くても差し支えないのだが、あると色々と便利なのでまずはアカウントを取ろう。
ログインするとDashbordに以下のような画面が出てくる。
自分がフォローしている人がどの曲をFavorited(お気に入り)に入れたか、新しい曲をUPしたかわかるようになっている。
自分と趣味が近い人をフォローしておくと何かと便利。フォロー数の上限は2000(らしい)。
右側のカラムには自分のUPしたトラックが今週何回再生されたか、コメントがついたか簡易的にわかるようになっている。
その下のYourDropbox欄ではDropbox(デモを送ったり受け取ったりする機能)が利用できる。
一番下は自分のフォロー、フォロワー、グループ(mixiで言うコミュニティ)が一覧で見られるようになっている。
豆知識1・・・ユーザ名の右に出ている緑色の○は、現在そのユーザがオンラインである事を示している。オンラインだとメッセやskypeのように上に表示されるのでほかのフォロワーの目に付き易い。
豆知識2・・・ユーザ名右の★は、その人が有料/ビジネスアカウントを使用していている場合に表示される。
豆知識3・・・○Publictracksは、その人が何曲公開しているかわかる。
登録した後はDashbord上部のSettingsでアイコン、名前、居住地の設定など行なう。
twitterと一緒でアイコンは登録するのがお薦めだ。
探そうSoundCloud
曲を探す前にサンクラのボリューム調整の場所。
UI的に何故こんな事になってしまったのかわからないが画面の一番右上だ。

私は登録後数カ月この位置に気付かず、不便だなぁと思っていたので皆さん覚えておいて損はないだろう。
では右上のウインドウで検索してみよう。
現在日本語検索には対応していないので不便だがここも追々改善されていくと思う。
試しに迷いなく「fatboy slim」と打ち込んでみるとfatboy slim関連の数々のマッシュアップ/editが表示される。
最初は自分の好きな曲を作っている人のフォローを追いかけたり、自分の好きなジャンル名を打ち込んでGroupsに入り、そこから辿っていってみるのがお薦めだ。
検索結果が表示された時に見逃しやすいのだが、
「Show advanced search options」
ここをチェックすると検索オプションでより探しやすくなる。
検索オプションの中を解説していこう。
Tags/genres・・・ジャンルや曲のタグ
Track/set type・・・オリジナル、リミックス、マッシュアップ等選択できる。
Duration・・・曲の長さ。1分以内の曲だとshort。9分以内の曲だとmidium。それ以上だとlongになる模様。がループなどサンプルネタを探したい時はshort、普通の曲を探したい時はmidium、DJMIXを探したい時はlongと使い分けるといいと思う。
BPM・・・Beat per minitus。DJやトラックメーカーの方はご存知かと思うが曲の速さ。
Original should be・・・「An uncompressed file」を選択するとオリジナルの音質がいい、wavファイル(ダウンロード可)を検索できる。
label・・・レーベル名。
Release date・・・リリース日付。曲がUPされた日では無く、作成された日付。例えば92年もののRAVEものが欲しい、昔のmixを探したい時に使うと吉。
Release number・・・カタログナンバー。あまり使わない。
Tracks should be・・・「Shareable」他の人とshareできるファイルを検索。
Downloadable・・・ダウンロード可能なファイルを検索。
Search only for Creative Commons licensed tracks・・・どのCreative Commonsライセンスに従っている曲かを検索できる。詳しくはCCライセンスのサイト「ホーム - クリエイティブ・コモンズ・ジャパン」を参照。
検索した後は波形の左にある再生のポッチを押せばなんと恐ろしい事に128kbpsで曲を聴く事が可能だ。
自分が好きな曲にコメントを付ける事も可能なので、好きならば好きだと言おう。ごまかさず素直になろう!

見れば大体わかると思うが一応少し解説を。
Share・・・他SNS(facebook、twitter)で曲をshare(紹介)できるコードが取得できる。色もカスタマイズ可能。(有料アカウントだとサイズ等もカスタマイズ可能)
Download・・・作曲者の意向によっては表示されず、DLできない設定になっているため、「このドケチが!」と思い歯を食いしばり我慢しよう。UPした人が有料ユーザでない場合は100ダウンロード以上は制限されしまうので、目を皿のようにして更新をチェックしよう。
Buy on ○○・・・各購入サイトで曲を買う事ができる。便利だ。ダウンロード数制限回避のためにユーザが自サイトへ誘導しているケースもある。
豆知識4・・・波形一番右下のコメントマークを押せばニコニコ動画のようにコメントを消すことができる。人気曲でコメがうざい場合は消してコメをつけたり波形を眺めたりしよう。
豆知識5・・・検索結果は上のトラックから止まらずに流れていくので、サイトを開いていれば流し聴きもできる。
公開SoundCloud
ここからはトラックメイカー/DJの方向けだ。画面上部のUpload & sendを勇気を持ってクリックしよう。
AIFF, WAVE, FLAC, OGG, MP3, AAC、主要なファイル形式は公開する事ができる。
無料ユーザは120分(音質、ファイル形式にかかわらず120分)の音源を公開できる。
検索オプションに近いので下のすごく縦長な画像を見て頂ければどんな設定かわかるとおもう。
極端な話曲名以外は入れなくてもいいのだがわからないと質問される事が多い箇所を中心に解説していく。
3. Who is this track for?
Public / Privateが選択できる。Privateはメール、コンタクトリスト、自分のフォロー/フォロワーの中から選択できる。自分が選択した人にだけ曲を聴いてもらうという機能だ。有料アカウントにだけ選択できるオプションが多いのでそこは端折らせて頂く。
4. More privacy options
コメントを隠す等、有料アカウントが選択できるオプションだ。
5. Download options
Make original downloadable・・・ここにチェックを入れるとUPしたファイル(wavをアップした場合はwav)がDLできるようになる。チェックを外すとその曲はDLできない。デモとして公開したい場合、著作権的に不安な場合はDLできないようにしてもいいかもしれない。サンクラ全体を眺めていると、曲はDLできないがdjmixはDLできる設定が流行っているようだ。
Allow a 128 kbps mp3 to〜・・・ここにチェックを入れると、DLはできないが128kbpsのビットレートで曲をShare(紹介)できるコードが取得できるようになる。ダウンロードもshareもできないと、私の場合は「この野郎!」と思いそっとブラウザを閉じる。
入力を終えたらセーブすれば曲が公開される。
曲を公開した後は視覚的にも見やすいアクセスログが見られる。
これも有料アカウントだと更に詳しく見られる。
相当すっ飛ばしつつも駆け足で紹介したが如何だろうか。
色々面白い使い方があるので習うより慣れろで色々触ってみるといい。
最近はユーザ過多なのかtwitterばりに重い時があるが拳を握り締め我慢しよう。
次回特集時は、更に突っ込んで有料アカやフェティッシュな使い方、APIの紹介など行ないたい。ビート・ゴーズ・オン。
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